イジメ問題を鋭くえぐるフジ「わたしたちの教科書」もとうとう最終回。裁判でイジメの事実が立証される中、仁科朋美(谷村美月さん)が証言したいと申し出ました。そして学校では雨木副校長(風吹ジュンさん)の息子・音也(五十嵐隼人さん)が、イジメをしていた兼良陸(冨浦智嗣さん)を制裁しにやって来て、なんと兼良を逃がそうとした加地先生が刺されてしまいましたね。
裁判での朋美の証言と学校での音也の立てこもりが同時進行で進みました。
朋美の語った真実とは。。。朋美と明日香(志田未来さん)は明日香が小学校2年生で転校してきてから喜びも悲しみも分け合う仲良しになった。毎日一緒に帰り、廃墟を2人の秘密の場所として放課後を過ごしいた。
そんな関係がずっと続くと思っていたのに、中学に入って朋美は好きな男の子が出来ました。それは兼良陸。でもそのことを明日香には話せませんでした。また明日香が一人ぼっちになってしまうと思ったから。
兼良と一緒に帰ったり遊ぶようになった朋美は、いつしか明日香と疎遠に。でもたまたま見かけた援助交際の様子を「気持ち悪い、最低」と言ったことから、朋美は兼良に「雑巾臭い」と言われ、周囲からもイジメられるようになります。その援助交際してたのは兼良のお父さんだったんですね。。。
明日香は間に立とうとしますが、朋美は断る。親のいない子に同情されたくなーいですって。今まで優越感があったから一緒にいたなんて言っちゃうの。。。
イジメを受け続ける朋美ですが、ピアニストになる夢があったのでピアノさえ弾けていれば何とか耐えられた。でも誰かの投げたモップが当たったせいで指を骨折し、あーもうダメだー、と秘密の場所で死のうとしちゃいまして。。。しかしそこに明日香が現れて止め、親に相談するよう説得するんだけど、朋美は親のいないあなたに私の気持ちは分からないと拒否。挙句、私の代わりにイジメられてくれなんて言い出す。でもそれを明日香は了承するの。私には悲しむ人がいないからって。
でー、明日香は自分にイジメの矛先が向くような行動をし、いつしか朋美の代わりにイジメられるようになったわけで。。。
そしてあの明日香の転落の時も朋美は一緒にいた。。。そして真実は自殺ではなくホントに事故死。ヒドイことをした朋美をそれでも気遣う明日香に、朋美はやっぱり自分は死んでおくべきだったと痛感。窓の手すりに足をかけるわけです。
しかし朋美と一緒に窓の手すりに腰掛けながら、「私にも悲しんでくれる人がいた。あなたにも絶対いる。生きていなくちゃ。また一緒に帰ろう。」と説得する明日香に朋美は同意。窓から下りますが、振り返ると明日香がいない。。。雨が降っていたので、手と足を滑らせて転落しちゃったんですねー。。。
だから朋美は「イジメてた人は死刑になりますか?」って言っていたんですね。直接イジメてたわけじゃないけど、明日香がイジメられるようになったのは自分のせい。そして明日香が転落死したのも自分が原因と、朋美は自分で思っていたからでしょう。。。
裁判で真実を語った朋美はそのまま抜け殻のように。
学校の立てこもりの方は。。。音也が教師達に痛いことを言い放つ。生徒の代わりに刺されて死ねばヒーローになれる、でも出来ないよねーって。教師は何にも出来ないから、自分が代わりに制裁するんだーって。おまけに捕らわれてる兼良が、先生達は色々やってくれましたー、なんてまた痛いよ。
結局母である雨木副校長が音也のナイフを握り締めて取り上げ、音也は取り押さえられたんですけど、刺されてる加地先生(伊藤淳史さん)はヤバイ感じで。。。
と思ったら1年後。裁判はイジメの事実は認められたものの、それが原因で自殺したわけじゃなかったってことで珠子(菅野美穂さん)の損害賠償請求は一部を除き棄却された。
学校ではその後イジメは完全に無いわけではないが、教師達も真剣に話し合ったり、生徒と明日香のことを話したりしてるそうで。。。でも加地先生、車イスの体になってました。。。
そして、抜け殻のようになり連絡が取れなかった朋美でしたが、登校拒否児を預かるボランティアをする雨木の情報から居場所が判明。珠子が会いに行き、明日香との秘密の場所へ連れて行く。そこには明日香が自分に宛てた文章が。。。過去にも未来にも自分がいて、その時を生きていると。明日香は誰を恨むこともなく、強く生きようとしていたんですね。。。それを見た朋美は号泣し、抜け殻から解かれた感じでした。
「世界を変えることは出来ますか?」明日香が加地先生に聞いた言葉でしたね。喧嘩をしてはいけません。人の物を盗ってはいけません。物を大切にしよう。動物や草花を可愛がろう。
一人一人が最低限のことを守れば、世界を変えようとしなくても自ずと変わるのでしょうか?逆に言えば、世界を変えるには1人1人の自覚がまず必要なのかな。。。
明日香は弱い子ではなく、凄く強い子だったんですね。明日香が死んでしまった事実は変わらないけど、それは失望感の中でではなく、強く明日を生きようとする過程での突発的な事故であり、それが救いでしたね。
るーはイジメってものは悲しいけど無くならないと思います。っていうかどこからがイジメって言うのかなー?人間だから合う合わないもあると思うし、仲良くたってケンカすることはあると思うし。3日シカトされて死んでたら、一生のうち何度死ななければいけないか。。。何かイヤな事があったら、どこかで発散したいと思うのだって大人も子供も一緒だし。
でも物を隠されたり、暴力を振られたりってのは度を超えていると思う。「セクシーボイスアンドロボ」のニコが気づいたように、自分を主張しなくちゃ。イヤなことはイヤだと。自分と他人がいつも一緒である必要はない。そしてどうにもしようがない時は逃げることも必要。親に話す、学校に訴える、教育委員会に訴える、マスコミに訴える、転校する、家出する?!とにかく何があっても生きてさえいれば、また違う明日が待っているんだから。
主役級の志田未来さんが初回から死んでしまうという衝撃的な始まりだった「わたしたちの教科書」。真実が見えないだけに、サスペンスドラマのようで最後まで惹きつけられました。そして生徒として、親として、教師として、様々な角度からイジメ問題を考えられた気がします。
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